当学区は、大津市の南部に位置し、瀬田川・大戸川・天神川に寄り添って発展した本市有数の農業地域であり、田上山系からの薫風と清流をゆうする自然豊かな地域です。
自治連合会では、8月「ふるさと田上納涼祭」、10月「市民運動会」、11月には「文化祭」等を開催し、学区民の交流を深める事業を展開しております。また、各種団体においては、それぞれの立場で、学区の振興発展と住民が安心して暮らせる「まちづくり」に取り組まれています。特に、自主防災会では、学区独自の「田上防災の日」(毎年6月27日)を設定するなど創意工夫をこらした住民参加型の防災訓練を年2回実施されています。
近年、学区関津(せきのつ)地域においては、米作終了後の10月、「関津かかしまつり」が開催され、市内外から多くの見物客が訪れえており、年々、かかしの数や完成度が高まり、昔なつかしい風情を漂わせ、人の心を和ませるとともに、冬季の風物詩となっています。
古い歴史を持つ田上地域では、石居廃寺や関津遺跡をはじめ、田上山系の主峰太神山(たなかみやま)には、円城寺(三井寺)の中興の祖・智証大師円珍によって創建(859年)されたと伝わる「田上不動寺」があり、9月の不動寺大会式(だいえしき)には、護摩焚きが行われ、多くの参拝者があります。