富士見学区は西に茶臼山古墳、東に園山古墳群を擁する市中央部に位置し、公共施設として「環境美化センター」「大津聖苑」「富士見温水プール」が設置されています。これらの施設は大津市民にとって重要な施設であり地域では環境整備対策委員会を設置し、運転管理状況を責任を持って見守っています。
現在、学区の人口は9,331人、世帯数は3,708戸、15自治会で学区自治連合会を組織しており、人口動態を見ると、14歳以下の幼年人口は16.1%、65歳以上の老齢人口は19.2%と市全体に比較して若干若い学区といえますが、ここ10年間の動向を見ると確実に高齢化が進んでいます。
このため、学区では最近の活動の重点を「子どもと高齢者の安全を守る活動Jに定め、各種団体間の協力体制構築に努めています。
富士見学区自治連合会は、昭和49年に膳所・晴嵐両学区から分離発足、この10年間でも1自治会(団地)が誕生、今後も宅地造成が計画されており、若い人々の増加が期待されます。
地域のインフラ整備の特記事項としては何といっても学区を貫く「市道幹1051、1052号線・名神側道」の開通です。大津市南部と中心部を結ぶ市民の大動脈となっていますが、これに伴う交通安全対策や環境対策、子どもの安全対策に注意を払っています。
また、平成26年4月には、学区民が待ち望んだ「新・市民センター」が竣工・利用開始となります。富士見消防分団詰所も合築され、学区自治連、及び各種団体の活動拠点として今後長く親しまれるセンターとなるよう検討しています。
富士見学区の特色ある事業としては、第30回を数える「学区ふれあい夏まつり」や、毎回工夫を凝らした「学区防災訓練」そして「市民運動会」など、また各自治会で進められている「ふれあいサロン」、各種団体主催による「ほたるまつり」や「高齢者見守り・配食サービス」、「手づくりまつり」など、多岐にわたる事業を行っています。
今後も「富士見学区・明るいまちづくり宣言」の精神を大切にし、特にスポーツ推進による「学区民の親睦と健康づくり」や、各自治会への自主防災会設立促進による「防犯・防災のまちづくり」等に力を注ぎ、この町に住んでよかったといわれる「住みよいふるさとづくり」に邁進していきます。