設立年度:昭和42年4月 住所:大津市葛川坊村町237-37 会長:佐々江 勝
葛川学区は、琵琶湖の西岸にそびえる比良連峰西側の安曇川上流に位置し、南は花折峠を境とし、北は安曇川に沿って高島市境まで続く大津市の最北部にあります。
四季折々の容姿を現す豊かな自然と、母なる琵琶湖の源流である清らかな渓流からなる安曇川に囲まれ、相応和尚(859~877)によって創建された明王院や地主神社を中心に開かれた地域でもあり、昔から若狭の国と京の都とをつなぐ「鯖街道」としても人の往来が多く繁栄してきた地でもあります。
現在も悠かなる歴史、伝統文化が継承されており毎年7月18日の葛川まつりには、「高張提灯行列」と「太鼓廻し」が行われています。また、自然豊かなことから土曜・日曜日には登山客が多く見えます。
しかしながら、近年は林業の衰退と共に昭和40年代前半より人口の減少が進み、現在では9自治会・人口228人・128世帯となっております。
公共交通の減便・人口減少・空き家の増加・少子高齢化など学区としての課題に総合的に対応できるように平成30年度にまちづくり協議会が設立、令和2年7月に組織を再編、新たなまちづくり協議会を設立し、日々地域振興に取り組んでいます。
また、積極的に子育て世代を中心とした移住の受け入れなどに力をいれており、移住希望者への相談受付や、地域ボランティアと共に、空き家の掃除や修繕のサポートなどを行っています。
自然歴史遺産や文化と、新しい感性・創造性を活かした魅力あるまちづくりを今後も進めていきたいと思います。