下阪本学区は水と緑に囲まれたのどかな街であります。しかしながら、下阪本は延暦寺の門前町として政治的・経済的な役割を担う街として栄え、激動の歴史を見届けてきた街でもあります。いわば、下阪本は歴史の宝庫で、今でもその証や縁起が数多く眠っています。
翻って、下阪本学区では今も開発が進み、町並みが変わろうとしています。そんな中、下阪本自治連合会では「地域ぐるみで支え合い、住みよいまちづくりを目指す」をスローガンに掲げ、日々その課題に向き合って取り組んでいます。その方策は何かと言えば、『災害に強いまちづくり』『にぎわいづくり』『人づくり』であり、次世代が活躍できる新しいまちづくりを模索していこうと考えています。
その柱の一つが「防災訓練」であります。大災害が起こりますと、自分の命は自分で守る「自助」と、近隣の住民と助け合う「共助」の重要性が指摘されています。それを念頭においた「安否確認訓練」並びに「避難所開設訓練」を今年度実施いたしました。この訓練を通して、地域の防災意識が高まってくれば、地域の団結力が生まれてくれればと思っています。
もう一つの柱が「秋まつり」であります。今年は約3000人の参加があり、会場は大いに盛り上がりました。これからも新旧の住民が一堂に会し、楽しめる催しを開催していければと考えています。こうした取り組みが地域の活性化や魅力あるまちづくりに繋がればと思っています。