瀬田学区は、瀬田川の東岸に位置する丘陵地帯であり、歴史と活気が融合した地域です。昭和2年に瀬田町として設立され、地域の中心的な役割を果たしてきました。旧瀬田町役場は現在の瀬田市民センターとして、その面影を残しています。
昭和42年に大津市に合併し、旧国鉄瀬田駅の開業に伴い開発が進展しました。平成3年には4つの学区に分割されましたが、現在も約14,900人の人口と6,200世帯、12の自治会で構成されています。
宅地開発が進んでおり、若い世代の増加が新しい活力をもたらしていますが、住民の自治会参加率の低下が課題となっています。地域の活性化と子供たちを交えた住民のつながりを深めるため、「大江ふれあい農園」「勢多歩こう会」「自治連サポート隊」「交通安全対策委員会」「イルミネーション点灯」など多彩な地域活動が活発に行われています。
また、「若松神社 鉾振り神事」は滋賀県下でも珍しい若松神社の貴重な伝統行事です。大・中・小の鉾を3〜4人で交代しながら進め、鈴を鳴らしながら観客を魅了します。
歴史、活力、そして多彩な活動が織りなす魅力あふれる瀬田学区で、伝統を守りながら未来へ向けて発展していくことを目指しています。